政治•経済 防衛力強化を図る日本武器市場を狙うベンチャー・スタートアップ
防衛力強化を図る日本武器市場を狙うベンチャー・スタートアップ
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2026/07/05

 2026年は、「高市銘柄」に注目が集まる。筆頭は防衛テックで、26年度予算案で防衛費が初めて9兆円を突破、国内外の防衛スタートアップが日本での動きを強めている。まずはフィンランド発のICEYE(アイサイ)で、「SAR衛星」と呼ばれるプロダクトを生産している。

マイクロ波(電波)で地表を観測し、天候や昼夜問わず高精度な情報を取得できるのがウリ。世界で約20社がSAR衛星に参入する中、同社は64基を打ち上げ、衛星数で最大規模を誇る。26年にはIHIとともに、日本の安全保障向けに衛星データの提供を開始する。

世界が注目する武器スタートアップであるアンドゥリル(Anduril)は、日本支社を立ち上げた。同社はハードウェア中心だった武器製造業を最新のソフトウェアと大量生産できるドローンや潜水艦に転換することで、創業8年目にして、約4兆7000億円という企業価値を獲得した。

防衛力強化を図る日本市場を狙うベンチャーはまだある。シリコンバレーのスタートアップ育成投資機関であるYコンビネーター発の「パーシアス・ディフェンス」だ。

同社が得意とする超小型ミサイルは、既存の迎撃ミサイルの1%のコストで発射でき、戦場の死傷者の70%がドローンによることから需要が急拡大。すでに市場規模は100億ドル(約1.5兆円)に達している。

ウクライナやパレスチナなどの戦場では、10万円~数百万円の安価なドローンが、戦車や軍艦、石油施設など高額ターゲットを次々に破壊しており、その迎撃力には高い経済価値がある。これら企業はまさに日本向きだ。(梛野順三)

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