医療•健康 社会•事件 75歳以上に通常の4倍量の抗原が含まれたワクチンが登場―安全性は大丈夫か?
75歳以上に通常の4倍量の抗原が含まれたワクチンが登場―安全性は大丈夫か?
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2026/07/04

 毎年毎年秋から冬にかけて、流行するインフルエンザ。高熱や関節の痛みなどを伴い、人によっては重症化する恐れもあり、肺炎を発症するケースもある感染症だ。特に高齢者の場合、インフルエンザ感染で抵抗力が下がったときに肺炎を悪化させ死亡することもあり、安心できない病気である。

 そんな中で奨励されているワクチン。病原性(毒性)を完全になくしたり弱めたりした抗原を接種することで、免疫重篤な感染症を予防する効果が期待されている。しかし、それでも感染する人は後を絶たない。

 

4倍量の抗原を含むワクチンエフィエルダの特徴

 そんな中で今年の10月より75歳以上の高齢者に通常の4倍の抗原を含む予防接種が行われるという。この製品はエフィエルダだ。60歳以上を対象とした高用量のインフルエンザワクチンです。通常のワクチンの4倍量のウイルス成分(抗原)を含んでいる。このことで、従来のワクチンと比較して、より高い抗体が作られるという。海外の大規模臨床試験では、通常ワクチンよりも発症をさらに約15〜24%抑制し、インフルエンザによる入院リスクを約13〜25%減少させるデータが報告されている。

 

エフィエルダの使用方法と副作用

適応年齢は60歳以上の成人(主に65歳以上が推奨)だ。接種方法は従来の皮下注射ではなく、筋肉内対象注射である。 抗原量が多い分、通常のワクチンには比べて接種部位の痛み、赤み、腫れ、倦怠感、頭痛、筋肉痛などがやや多く見られるという。ただし、通常は1〜2日程度で自然に回復するから問題はないとされている。

 

ワクチン接種の効果と量は比例するのか

海外のデータでは効果があるようになっている。しかし、その一方でインフルエンザの型に合わなかった場合、流行のインフルエンザの抗原ではないため、異なった抗体がつくられ、結局感染する可能性もある。4倍量を注射することによる副作用も増大することから、過度な期待はしないほうがいいであろう。(早見慶子) 

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